H.P.FRANCEクリエイターズ図鑑 MIKIO SAKABE

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189 MIKIO SAKABE

始まりはパリコレクションから

MIKIO SAKABEは、坂部三樹郎とシュエ・ジェンファンの二人が設立したブランド。
坂部三樹郎は、2006年アントワープ王立芸術アカデミーファッション科マスターコース首席卒業。シュエ ジェンファンは台湾出身。ベルギー・ブリュッセルのアートスクール、ラ・カンブル在学時に坂部と出会い、共に「MIKIO SAKABE」を立ち上げるため来日した。
2007年、パリコレクションに プレゼンテーションという形で公式参加し、2008年春夏コレクションから東京とパリを軸にミラノ、ニューヨーク、バルセロナなど様々な都市で精力的に発表を続ける。
2008年秋冬は東京コレクションで初めてのショーを行ない、個性のないOLファッションのような服をもとに形やラインを大胆に変えることで、逆に個性的に見えるコレクションを発表した。
この年、writtenafterwardsの山縣良和とともに未来のファッションクリエイターを育成する学校「coconogacco ここのがっこう」をスタートさせる。現在活躍している若手ブランドもcoconogaccoの卒業生が多数おり、若手育成に力を入れている。

カルチャーを巻き込む

その後、現代アーティスト集団Chim↑pomとのコラボレーションショーの発表や、アイドルグループでんぱ組.incのライブを交えたショーを発表、日本のカルチャーやアートをいち早くファッションに取りいれた提案をし話題となっていく。
2012年秋冬では、初のメンズコレクションを発表。性について考える中で、ジェンダーレスの中にファッション性を見出した。レディースの洋服を纏った男性モデルが爆音のランウェイを力強い速さで闊歩する衝撃的な姿は、彼らのブランドネームをより広く知らしめる成果を収めた。
2014年には、再び山縣良和とともに若手デザイナーを集めた「東京ニューエイジ」のプロデュースをスタート。次世代のデザイナーに道を開く企画「絶命展」も定期的に開催している。

10周年の先に思い描くもの

ブランド立ち上げ10周年を迎えた2017年春夏では、60年代から2010年代までのトレンドを入り混ぜることにより、時間や時代を超越したコレクションを提案。50を超えるルック数が圧巻のショーとなった。
常に次世代の人間像を考えあげていくなかで、服を作る以外でも、時代として、そしてエモーションとしてのファッションを提案しているブランドとなっていくMIKIO SAKABE。『今後は具体的な日本のカルチャーから発想を得るだけでなく、もっと深い部分までファッション性を掘り下げてグローバルな共通言語を探したい。』と、坂部氏は未来の創造をし続けている。
次はどんなファッションの未来や夢を、私たちに見せてくれるのだろうか。

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